 | 和名 | 片福鸚哥 (オカメインコ) 片福面鸚哥? 阿亀鸚哥? |
英名 | cockatiel (コッカテイル) |
学名 | Nymphicus hollandicus |
原産地 | オーストラリアに分布 |
寿命 | 目指せ30歳!<平均は15歳ぐらいらしい・・・。 |
体長 | 30〜32cm |
体重 | 80g〜100g |
分類 | オウム目オウム科オカメインコ属オカメインコ(1属1種) |
体色 | ノーマルのオスは成鳥になると顔が黄色くなり、頬の赤が一段と綺麗に出ます。
体もグレー一色になり、雨覆いの一部が白いです。風切りも尾羽も黒。
メスは顔に少し黄色が差しますが地味な顔色のままです。胸から腹部にかけて黄色っぽいさしが入り尾羽・下尾筒には黄色い縞模様・風切りには黄色い水玉が点々と入ります。 |
色変わり(品種) | 白・灰色・茶色の地味色をペースに沢山あります。 |
性質 | 鳥種としての大きな特徴として「非常に臆病」です。ちょっとした物音、陰などで大パニックを起こしカゴの中で暴れまくり羽根を折って
流血する・・・と言うのはざらな話で下手をすると翼をケージに挟みあわや骨折と言うこともあります。そのため「オカメパニック」と言う造語があるぐらいです。
環境に慣れるまでは、夜間ナツメ球などを点灯して真っ暗にしない。何かをするときは声を掛けるなどの対策でパニックを出来るだけ回避しましょう。
性別差としてはオスは少々のー天気系、メスはオスより少し神経質な子が多い・・・かな?(^^;)でも他の鳥種に比べれば随分温和な性格でおっとり
さんでおとぼけさんが多いです。そして良くなれます。ぼーっと鳥と一緒に時間をゆったり過ごしたいなら・・・オカメの女の子がお勧めです(苦笑)
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慣れ方 | 手乗りとしても良くなれるのでとても人気のある鳥種ですが、荒鳥でも気長に慣らすと平気でカゴ越しに餌を受け取るようにはなりそうな感じです。
オカメの荒は飼ったことがないのでよくわからないんです(^^;)わははは。
手乗りの子はオスはずっとこにぎやかにさえずって、発情すれば巣を探したりしてます。メスはぽやーっとしてる感じです。頭をカキカキされるのが好きな子が多いので
たっぷりかわいがってあげてください。何かをして欲しいときは人を見ながらよく止まり木で左右にシタシタ動いています。小桜に比べるとオカメの自己主張は控えめなので、見逃さないように〜。
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噛み方 | 好戦的に噛みに来るようなタイプはほとんどいないと思います。ちなみにうちのはほとんど噛みません。
大抵怒っていてもクチバシを当てて怒るだけです。発情して気が荒くなっていたり、パニックになったときは
噛んだりしますがそれでも大抵「自分で噛んだことに驚いてます」(^^;)うちのだけかな?ちなみに本気で噛まれると細く鏃のようなクチバシがサックリはいり小桜よりも
流血するかも。どちらかというとオスの方が自己主張がはっきりしている分、噛む個体が多いように思います。荒の場合は掴まれたこと自体がパニックの原因になりえるので
・・・噛まれるのを覚悟してください。
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鳴き声 | ポイヨ・ポエヨ・・・と言う感じでうちのは鳴きます。メスはそれとイヤなときの「ギャッ」だけ。オスはさえずるので色々鳴きます。
さえずりも盛り上がってくるとポイポイポイポイポイーッッッッと雄叫びに近くなるのでそれなりにうるさいですが・・・小鳥の声の範疇だと思う。(比較対照コニュア(^^;))
ただし、飼い主に依存しすぎている場合飼い主がいなくなったり動いたりすると必死に呼び続ける場合(呼び鳴き)があります。これは雌雄共にかなりうるさいかも。
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物まね | セキセイのようにメスに対してさえずり(ラブソングを歌う)をする習性があるのでオスはさえずりの一部として言葉を覚えるようです。
地味に教えると何語かは覚えます。掛け合いが出来る子もいます。(例:「かーやちゃんピピピ」と言う言葉に対して人間がかーやちゃん言うと鳥が「ピピピ」と続きを言う。
逆も言えますね。鳥が言いだし人間が答えるのをちゃんと待っていることもあります。)メスはそんなに覚えないようです。 |
1羽で飼う | 1羽で手乗りで飼う場合、飼い主はその子のペア相手と認識されることが多いようです。
オスの場合はラブソングや求愛のディスプレイをしてくれるでしょう。メスの場合まったりと寄り添ってきてくれることと思います。ただ、
小桜同様メスの場合飼い主に対する深い愛で過産卵にならないように注意する必要はあると思います。 |
ベア | ペア相手の頭をやさしく掻いてあげる仲睦まじい姿がほほえましいです。基本的にオスが口説いてペアになります。
が・・・・オカメは大人しい鳥種なので年頃になったら強引にしばらく同居させ、発情し始めたら巣箱を入れると・・・なあなあながらペアになるような気がします。
うちの場合オスがメスを嫌っていたのですが、子育てが一度成功した後はずっと仲良しさんです。 |
雌雄判別 | 羽色で判別可能です。
上図のように明らかに雌雄違います。ただし、幼鳥は雌と同じ色をしていますので羽色での性別判断で確定といえるのは生後1年ぐらいかもしれません。
(ノーマルオスはだんだん顔が黄色くなってくるのでわかりやすいんですけどね(^^;))
また、パイドの場合は色抜けの具合でわかりずらい場合があります。
性別差でまとめると
■オス
・羽色がオスの羽色になっていく
・さえずりの練習ぐぜりを始め、上手にさえずるようになってくる。
・求愛ディスプレイをする。翼を脇から離して頭を上げたり下げたり。
・パールの場合はパール模様が減っていく。最終的には無くなります。
・ちょっと気が強い。
・発情時骨盤が締まっている。
■メス
・羽色は雛の時とあまりかわらない
・歌わないし、求愛ディスプレイもしない。
・パールの場合はきれいなパールのまま。
・発情時に骨盤が開く。指が入るほど開いていればメス確定。
・オスに比べれば静か。
ってかんじかなぁ。 |
雑居 | 可能です。ただしパニック連鎖で大けがと言うこともあり得ますので、雑居させる場合は地震などあった場合すぐに見られる位置にカゴを置いた方がいいです。
翼・尾羽が長い鳥ですので、雑居するのであればそれなりに大きなケージが必要です。禽舎飼いも可能ですが、気の強い鳥種と同居させるといじめられるかもしれません。 |
繁殖 | 平均4.5個の卵を産み、19〜21日ぐらいで孵化させます(諸条件によりもっとかかることもある。)。抱卵は雌雄交代でします。
成功率はペアの相性が良ければそれなりだと思います。上手いペアだと1回に4.5羽育てますが平均は2.3羽でしょうか?
巣箱は尾羽が長いので縦巣より横巣の方が良いようです。
我が家の場合ワラジやヤシマットを巣箱の中に敷いて巣を整えてやると1週間ほどで産み始めます。自分たちで巣箱を囓って多少リフォームしますが、巣材は特に必要ないようです。あ・・・それと巣箱の中が
真っ暗だと怖がって入らない場合がありますのでそのときは光取りの穴を開けてやります(^^;) |